トレーンとは、ドレスの引き裾、後ろに長く引きずったスカート裾の部分のことです。『トレーン』とは英語で「列車、列、連続」の意味で、「後ろに引きずるもの」という意味を持ち、との意味に由来して名付けられています。その他、フランス語では、『服の脚』という意味の『バ・トゥ・ローブ』や、『しっぽ』という意味の『ケ』などとも呼ばれます。
本来はこの『トレーン』が長いほど身分が高いとされていて、そのドレスの格が上がると言われていましたが、日本のウエディングシーンにおいては、気軽に着られる人気のあるドレスデザインの一部です。ただ、この『トレーン』の長いデザインのドレスはエレガントで上品、高貴な印象を与えることができ上、大聖堂などが持つ長いバージンロードや、階段の段差によく映え、厳かな教会式をされる方に向いています。対して、短い『トレーン』のドレスはカジュアルで愛らしい印象を与えることができ、狭い会場での披露宴、会場内で歩き回ったり、卓廻りをしたりしたい人は短めの『トレーン』のほうが便利でしょう。
また、スカートの後ろの部分に『バッスル』と呼ばれる腰当てを入れて膨らませることで、トレーンの長さをわざと短くすることもあります。また、この『トレーン』を長くしたり短くしたりするために、『トレーン』を取り外し可能な2WAYタイプのドレスもいくつかあります。
トレーンは12世紀頃にはすでに登場しており、当時はこの扱いにくい『トレーン』を引いたドレスを上手に着こなし、上手に振る舞える女性こそエレガントな女性だとされていました。確かに、現在でも多くの女性が、あこがれから『トレーン』の長いドレスを選ばれますが、実際に着ると、重たく、後ろにひっぱられるような感覚がして、歩くのがとても難しいのが『トレーン』の長いドレスの欠点です。
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