カマーバンドとは、『タキシード』の下につける、幅の広いピッタリとしたサッシュベルト、つまり腰帯のことです。着用の際は『タキシード』のズボンのウエストに巻かれます。
この『カマーバンド』には襞(ひだ)が付いていて、タキシードのラベルに用いられる拝絹と共地で作られるのが特徴です。襞の数などは特に決まっていませんが、一般的には3列に切られていることが多いです。正式な着用の方法としては、『カマーバンド』の襞は必ず上を向くように巻かれます。以前、日常着として『タキシード』が着られていた頃は、この一つ一つの襞の間に小さな隠しポケットがあって、オペラの切符などを入れる、便利なものとして使用されていました。しかし、現在では装飾という意味しか持ち合わせていません。
この『カマーバンド』の『カマ』とは、ウルドゥ語で腰を意味する『kammer』という言葉が語源だと言われています。財産入れて持ち歩くために隊商達が使用していた『胴巻』から、東欧・中近東・インドの儀式用民族衣装の飾り帯『サッシュベルト』が派生したと言われています。正式に『タキシード』を着こなす場合は、『黒タキシード』『立襟のシャツ』『黒の蝶ネクタイ』『カマーバンド』の組み合わせを着用し、必ず『サスペンダー』を用います。
これらも、レンタルの場合は衣裳屋が全てコーディネートして揃えていることが多いので、豆知識として知っておくと便利でしょう。
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