ファンシータキシードとは、『タキシード』の中でも黒や濃紺などの色をした正式な『タキシード』以外の『その他のタキシード』の総称です。
この『ファンシータキシード』は、黒の『タキシード』よりも略式とされ、準正装とされています。ジャケットの色や形状は黒でない、または形状が異なっていても、黒のズボンを合わせるのが基本です。しかし、最近では上下同色に揃えたものも増えてきています。タイは『タキシード』で通常着用する『蝶ネクタイ』だけでなく、『アスコットタイ』を使用することも増えています。
色は基本的にカラフルなもの、光沢のあるものが多く用いられます。柄も様々で、無地のものを始め、マドラスチェックのものやタータンチェックのものなど格子柄を入れたり、ペイズリーや花柄などのプリント柄が施されたものもあります。素材としては『シルク』や『ベルベット』、『モヘア』など多種多様なものが使用されています。このように、色彩や素材、デザインにいろいろなバリエーションがあり、カジュアルな楽しみ方ができるのが『ファンシータキシード』なのです。
この『ファンシータキシード』の由来は1960年代後半に起こった『ピーコック革命』と言われています。現在ではカジュアルなパーティやステージ衣裳、披露宴などの際に多く着られています。
日本の結婚式でも、特に白やピンクの『ファンシータキシード』などは人気です。少しおしゃれなレストランなどでは、赤や緑といった奇抜な色を選ばれる方もいるようです。女性の着るドレスの色や雰囲気に合わせて、自由に選べるのが、『ファンシータキシード』で、女性だけでなく男性も衣裳選びを楽しめるようになったのも、『ファンシータキシード』のおかげだと言えます。
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