高砂(たかさご)とは、挙式や披露宴会場で新郎新婦が座る席のことで、一般的にはゲスト席よりも一段高い場所に設けられる、一番おめでたい席のことです。
メインテーブルとも呼ばれ、最近では『高砂』を一段高くせず、ゲストとお二人の距離があまり遠くないことのほうを重視される方も多いです。また、最近はあまり見られなくなってきましたが、『高砂』席のお二人の後ろには、お二人を引き立てるための『金屏風』が飾られることもあります。
『高砂』の意味は、高砂伝説に由来します。高砂伝説の舞台は兵庫県高砂市にある高砂の浦で、老松の精が、相生(相ともに生まれ、生きて老いるまでという意味)の老夫婦になって現れたという故事にならった能楽曲があり、その一部は婚礼などの祝儀でも謡われています。
さらに、高砂の松というのは、芽がでてからのち日本海からの強い風雪に遭って幹が曲がってしまっても、頭の部分は根元と同じ場にあります。その姿より、「人生でいかなる困難があっても、人は元の姿に必ず戻っていく(つまり、めでたいところに納まる)」といっためでたい意味があると言われています。これらの意味から、夫婦が一生添いとげるようにという願いを込めて婚礼の席で用いられるのです。
ただ、最近ではあえて高砂を作らず、壇や金屏風を外してカジュアルな会場コーディネートを好むお二人も多いようです。新郎新婦ふたりの席『高砂』をゲストと近い配置で設けたり、『金屏風』の変わりに『ジョーゼット装飾』を施したりするカップルもいます。
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