片木盆とは、結納品を床の間に飾る際、結納品を載せる台、つまり『白木の献上台』の中でも「足のないもの」のことをいいます。
片木とは、薄い白木の板の片木のことです。この片木は、本来神仏への供え物を載せるために使用されています。しかし、結納においては、『受書』『家族書』『親族書』『目録』といったものを受け渡しする際に使われます。
結納において使用される一般的な例としては、片木盆の上に『目録』『結納金』など結納品を載せ、それを『片木盆』ごと『広蓋』の中に入れます。その『広蓋』の上から『袱紗』をかけて、両家がそれぞれ結納品やお返し結納の品などを持ち寄ります。その際、品物を「直接手渡す」よりも「盆ごと手渡す」ほうがいっそう丁寧な方法であると考えられているため、結納品やお返し結納品は『片木盆』に載せたまま盆ごと相手に渡すのがしきたりとなっています。この時、『片木盆』は渡す側に渡される側が返す必要はありません。
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