家内喜多留とは、結納で贈られる結納品の一つであり、酒を入れた樽、柳樽のことです。この結納で使われる『家内喜多留』は、胴と柄の両方とも朱塗りが施された柳樽に酒を入れてあります。
『家内喜多留』という文字には「家の中に喜びが多く留まるように」という願いが込められています。また、お酒の『一升』を『一生』とかけて、縁起物として婚礼の席に用いられています。しかし関西式などでは、『家内喜多留』という漢字では書かずにそのまま『柳樽』と書く地域もあります。家内喜多留は結納九品目の内の一つですが、七品目・五品目には含まれていません。昔は実際にお酒を用意していましたが、最近では金子で代用するケースが多いようです。この場合を『酒肴料』といいます。
表書には『家内喜多留』と書き、中包みの金封に金額を書いて金子を入れます。この時の代用の金子は、酒二升分の金額、または結納金の1割程度の金額が、『家内喜多留』と『松魚料』を合わせたものとなりますから、その内の7割ぐらいが『家内喜多留』の金子料となります。
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