勝男武士とは、言葉の通り『鰹節』のことです。結納の際に贈られる、結納品のひとつです。結納品目数が9品目の場合は含まれていますが、7品目の内には含まれていません。鰹節の切り口が松の樹の年輪に似ているということから、松の緑の気高さを讃えるということを意味して、別名『松魚節(まつうおぶし)』とも呼ばれます。
この『勝男武士』『松魚節』を贈る時には、雄節(背節)と雌節(腹節)を一組にして贈ります。雄節と雌節を一組にして贈るということの意味は、これからのお二人が『夫婦一対』であることを意味しています。また雄節と雌節を二つ合わせた形が縁起の良い『亀の甲』に似ているとのことから、鰹節は特に縁起の良いものと考えられています。
また、鰹節は『勝男節』や『勝男武士』とも書かれるので、『たくましい男性の象徴』ともされています。古くは武家の保存食・非常食ともされ、いざ出陣という時には『武運長久』の縁起物としても扱われていました。この事から、「健康で元気な子供を産み育てることができる新郎」という縁起も込められています。鰹節は『勝男武士』の他にも、『勝男節』『松魚節』『嘉津男婦志』などと書かれることもあります。また、結納においては鰹節を用意する場合もあれば、鰹節料としてお金を納める場合もあります。
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