日本の結婚式は、残念ながらほとんどの流れが決まっています。流れを自由にできないのは、昔ながらの「風習」から、しなければ「失礼」なことであったり、しなければ「かっこ悪い」と思われることであったりと、何かと省けない理由があるからなのです。
しかし、だからと言って「オリジナルウエディング」が叶わないというわけではありません。私のお客様にも一度、
「流れがほとんど決まっているのは嫌なんです。」
と言われた事があります。私は新婦の話を聞きました。
すると、ゲストの方をご招待しご祝儀を頂くのに、「料理はヴュッフェで立って歩けるようにする」「引出物とかはいらない。」「司会とかは無しで、もう雰囲気を楽しむような感じで。」と言われます。
私は彼女に言いました。それじゃあ、「5000円の会費制」とかにしたら?と。すると、お祝いのお金は欲しいというのです。
「じゃあ、少しお伺いしますね。あなただったら、お金を何万円も持っていったのに、ご飯は座って食べられず取りにいかなければならない、引出物もない、流れが決まっていないから締まりも無い・・・そんな結婚式に呼ばれたら、どう?」
「・・・嫌です。」
「でしょう?」
「でも、なんか普通の『結婚式』みたいなのはしたくないんです」
私は、失礼でない程度の流れを書き出し、隙間を指差しました。
「あなたには、まだまだこれだけ空き時間があるわよ。ここで精一杯、ゲストの方を楽しませてあげましょうよ。」
彼女はうんうんと頷きました。
よく、「オリジナルウエディング」を今までに無いような「サプライズ」で固めたがる人がいます。それはオリジナルウエディングではなく、ゲストの方へのただの「非常識」となります。もし、本当にゲストの方を喜ばせる「サプライズ」をしたいならすべて「サプライズ」ではいけません。
「見たことある結婚式だな~」と思わせておいて、「実は・・・」という風な「サプライズ」。そのほうがメリハリがあり「まさかここで驚かされるとは!」と感心させされます。自分本位では見えてこない事があります。ゲストのことも考えて、上手に「サプライズ」のネタを組んでいきましょう。
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