「得したな~♪」
先日、私の友人が車を買った時、30万円も値引いて貰って「得した」と言っていました。確かに、家を買う時、車を買う時などは、「値引き」を期待してしまいます。
けれど、ブライダル業界ではそれは「何の得も得られない」ことがほとんどです。
先日お客様が、お二人で何とか安くしようと交渉し、当初から30万円も安くなったと言って喜んでカウンターにやってきました。私は、嫌な予感がしてすぐ様見積もりを見せてもらうことに。そして思わずため息を付いてしまいました。
「ご自分で、よく頑張ったね~。」
「はい!がんばって、あと30万安くして!って頼んだんです!そしたら、30万安い見積もりを出してくれて!」
「その喜びを断ち切ってしまうようで悪いんだけど・・・この見積もり、正確にはたったの3万円しか安くなってないよ。」
「えぇ!」
「例えばね・・・」
と、私は見積もりのお花の部分を指しました。前回はゲストテーブルの装花が5250円で入っていたのが書き換えられて2100円になっています。
「これが、どういう意味か、分かる?」
「お花を安くしてくれたんだと思うんですけど・・・」
「そうじゃないのよ。だって、どこにも、5250円のものと同じ花を2100円にするとは書いていないのよ。」
「あ!」
そうなのです。ただ、ゲストテーブル装花と言っても、どれくらいの花かは分かりませんよね?だから、「安くしろ」と言われたプランナーは花を5250円から値引いて2100円にしたのではなく、5250円のものを2100円のものに変えただけなのです。よって、最終的には「2100円の花はお花がたったの三輪ですがよろしいですか?」なんて聞かれて、「たったの三輪じゃ困る」となれば「それでは5250円のお花にしましょう。」となるわけです。
そしてこのお二人の場合はサービスになっている「ブーケ・ブートニア3万円分」のみが、前回より安くなっただけで、あとの27万円は、単に「質を落とされた」というわけです。
値切るのがお上手な人は、特に気をつけて価格交渉に臨みましょうね。
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